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2006.02.19

ピアニストの「青田買い」は「ピアノの森」の世界なのか?

ryoma 日曜の午後、JR千葉駅の近くにある「ぱるるホール」(昔で言うならば郵便貯金ホールというのだろうか?)で、ジョイント・リサイタルがあった。JR総武線(各駅停車)の揺れに、ウトウトとしながらも、、午後一時会場、午後一時半開演という、午後を目いっぱい使いますよとうリサイタルだった。リサイタルのプログラム内容は、挿入した画像を見てもらうのが、一番だろう。この画像を見れば、一目瞭然、主役は、RYOMAという少年だ。生で聞くのは、初めてだったが、昨年の記事にも取り上げた少年でもある。「ダイビングと旅行 SNSとBLOGの違い」。今回は、主催者のデミカさんに、事前に問い合わせた、なおかつ、このBLOGに取り上げたことが、効力を発揮して、よい席で聞くことができた。ありがたいことだった。というのも、全席自由席。会場入りすると、かなりの行列となっており、場所取りに、頭を悩ますこともなく、バランスのよい席で、聞くことができた。

それでは、リサイタル全般の「勝手にレビュー」を、書いてみよう。ジョイント・リサイタルの相手は、師匠のエレーナ・アシュケナージ(有名なN響の指揮者、ピアニストのウラジーミル・アシュケナージの実の妹)と、エリザベート王妃国際コンクール入賞のウラディーミル・スベルドルフ(エレーナ・アシュケナージの実の息子)という、ファミリーです。で、実質的な主役のRYOMAの実績というと、ホロヴィッツ記念国際コンクールに優勝しているので、見劣りはしないようだ。いや、エリザーベートの方が有名だから、まあ、それは、おいておこう。

少年RYOMAの演奏が、始まって気がついたことは、うん、ちゃんと、ピアノの音がするって、いうか、まあ、国際コンクールに優勝するくらいだから、当たり前な話だが、前座のお子様たちのような音がしたら、どうしようと思ったが、(実は、以前、関東ローカルのUHFテレビでの演奏を何気に聴いたことがあるので、そんなことは、ないのだが)、しっかりととした音が、ホールの中に響いて、きちんと楽器が鳴っているなあ。という安心感が、あった。少年とは言え、きちんとした音が届いてくるというのは、気持ちのいいものです。うん、合格。なんてな。

少年のラストの曲に選んだのは、ラフマニノフのピアノ協奏曲の第2番の第一楽章。現在、開催されるトリノ・オリンピックのフィギア・スケート代表、村主章枝さんの曲といったほうが、一般受けのする曲だ。協奏曲ということなので、本来は、オーケストラとのコラボレーションを行う曲でもあるが、今回は、オーケストラの部分を、エレーナ・アシュケナージが、師匠というこもあり、担当をしていた。この曲は、重々しい雰囲気で始まるが、ドラマティックな演奏をするには、もってこい、つまり、プログラムのラストに持ってくるにぴったり、というものだ。

さて、演奏のほうを、注目してみよう。演奏全般を、聞いてみて感じるのは、「楽音」-つまり、楽譜に表記されていることを再現するという、再現芸術の基本的な部分は、クリアしているのは、感じ取れた。基本に、忠実というのは大事なことだ。ただそれに、とらわれすぎてしまうのは、面白みというのにも、かけてくるし、バランスというものにも繋がる。これは、国際コンクールを4っつも勝ち抜いてきているというので、問題はないようだ。アマチュアではないので、プロになると、これに、音楽史的な考察とか、楽曲の構造分析などなど、音楽を雁字搦めに、したい人は、そういうことを、書くのだろうな。

なにげに、聞いているうちに、あるところで、微妙に物足りない部分があるということに、気がついた。すべてにおいて、わたしの好みと一致するというのは、無理があるわけで、それでも、ちょっと、残念だなあ、と、思った部分が、あった。そして、楽章の最後は、ダイナミックな盛り上がりが、聴くことができて、会場中が、満足しているように、思えた。そのとき、ふと感じたことだが、この盛り上がりというのは、演出かな?ということだった。以前、TVか何かで聞いたことだが、書道の偉い先生のお話の中で、字を書く際には、すべての文字に力を込めてしまうと、何を訴えたいのか、不明な字になってしまう。そういうときには、「捨て字」といって、あらかじめ、力を抜いた字いれることで、全体に、メリハリが生まれて、特徴が出てくるということだった。私が、物足りないなあ、と感じた部分は、もしかしたら、この「捨て字」と同じように、「捨て音」というものだろうか。だとしたら、かなりの演出ということにもなるのだろう。真偽は、不明だな。

さて、将来が期待できる少年RYOMAでは、あるが、詳しくは知らないが、ロシアへの留学が決まっているようだ。長い年月をかけて熟成して、もはや、完成の域までたっしているというロシアの音楽教育を、学ぶということだろう。師匠が、ロシア系ということなので、当然のようにも、感じる部分だが、もし、数年後に、大博打を打って、まったく異なるシステムに身を投じたら、どうなるのだろうか?伝統を重んじるヨーロッパの教育では実践できない合理的なシステムに身を投じることということだ。つまり、ジュリーアドを筆頭にした、アメリカのことだ。目先のスケジュール(あの有名なコンクールを含めてだが)にとらわれないで、いろいろなアカデミー、教育システムのなかで、ピアニストの世界の大きな流れの中で、自分のポジション、作品との接し方、どのように演奏していくかということを、あせらずに、学んで欲しいと説に思う才能だな。なんてたって、今は、義務教育期間の少年なのだから。と、本間さんの本で得た知識を、書いてみよう。(ダイビングと旅行 ヴァイオリンとチェロの名盤

と、いつものように勝手な思い込みを感じながら、帰路に着こうとした際に、なにやら、会場の出口に人だかりがあった。少年RYOMAが、観客に挨拶ということで、出口に立っていた。感心なことだな、客に媚びるというよりも、感謝を込めているという部分は、好感が持てる。だが、ここで、気がついたことだが、何でまた、狭い、出口の真横に立つのだろうか?挨拶をしたいのはわかるが、ここに立たれると、会場を出て行く人たちの流れが中断されて、ちょっと、危険なくらいに、人の流れが変になっている。ちょっと、離れた、ロビーの広い部分でも、良いような気もするけれども、それだと、感謝の気持ちを示すには、インパクト不足かも知れないが。ちょうど、下りの階段の、すぐそばということもあり、揉みくちゃになる人ごみが、何事もなければと、思ったのは、余計なお世話かも知れないな。

ダイビングと旅行 SNSとBLOGの違い

http://diving.air-nifty.com/marlene/2005/12/piano.html

ダイビングと旅行 ヴァイオリンとチェロの名盤

http://diving.air-nifty.com/marlene/2006/02/violine.html

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ロシアで相手とかを満足したはず。


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