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2006.04.08

春の海

久しぶりに、BLOGの投稿って、また、音楽か!と、怒られそうです。BLOGの内容の、方向転換してから、いまいち、更新が、サボリ気味です。

土曜の午後に、神田の外神田から、駿河台経由で、神保町まで、CDショップ巡りをしていました。雨が降ったかと思えば、晴れたりと、季節の変わり目らしい、はっきりしない天気でした。外神田から駿河台へ向かって歩いていくと、御茶ノ水にある、聖橋があります。そこで、友人への携帯メールを打ち込む際に、景色の良い、聖橋のところで、立ち止まっていました。橋の下に、御茶ノ水駅と、神田川を見えるという場所です。ちょうど、雲の間から、春の日差しが、端の下の神田川の水面に反射して、なんともいえない、きれいな輝きを、していました。大げさに言えば、以前、ダイビングに向かう、車窓の窓から見た、ベタ凪の海に太陽の光が、淡く反射して、キラキラと、輝いていような、そんな、淡い、春の海のような、そんな感じをかもし出していました。もともと、学生時代は、ここらにいたのもありますが、この季節の神田川周辺は、川岸に桜が咲いているし、一年のうちで、一番、お気に入りの場所です。CDショップ巡りといっても、新作であれば、ネットショップで事が足りるのですが、輸入版と、廃盤となって、手に入らないもの、掘り出し物を、探して回る方法は、昔ながらの、リアル店舗を、文字通り、足で稼ぐ方法を、とるしかありません。これは、学生時代も、ネット社会となった今でも、対して変わらない、部分ですね。戦利品(購入品は)は、何気に寄った石丸ソフト館の輸入版のフロアーでみつけた新作が1点、ワゴンセール品が1点、そして、神保町で見つけた廃盤(2枚組み)が1点。輸入版や、廃盤でも、3セット(4枚)ともなると、5000円近い出費、馬鹿になりませんね。

買い物あとの、夕方からは、久しぶりに「生」のピアノを聴くことにした。四谷のホテル・ニューオータニの前にある、紀尾井ホールでの、ピアノのリサイタルだ。ピアニストが、目当てというよりも、プログラムにある曲目が、お目当てだ。私の場合は、友人のオケと聞きに行くときもそうだが、基本的に、聞きたい曲、つまり、そのプログラムが、気に入るかどうか、と、いう部分が、コンサート(リサイタル)を選ぶポイントとして、とても高い。

許忠(シュー・ツオン)のピアノ・リサイタル

本日のプログラム。(購入時点)

1.ドビュッシー、前奏曲集より
2.ショパン、ピアノ・ソナタ第3番、ロ短調

休憩

3.スクリャービン、ピアノ・ソナタ第4番、嬰へ短調
4.チャイコフスキー、四季より
5.ストラビンスキー、ペトルーシュカよりの三楽章

というもので、ロマン派後期以後、というよりも、近代、現代系が、お気に入りの私としては、ラストのペトルーシュカを、目当てに、出かけたというのが、購入動機でした。ショパンとスクリャービンは、昨年の秋に、とてつもないものを、聞いていたので、比較ということもあり、楽しみにしていたものでもあります。

実際の配布されたプログラムには、修正の案内が、入っていました。

1.前奏曲は、第1集より、「帆」、「野を渡る風」、「西風の見たもの」、「亜麻色の髪の乙女」、「沈める寺」と、詳細が着受注され
3.が、大幅に変更されて、リスト、巡礼の年第1年「スイス」から、オーベルマンの谷
4.四季は、6月、7月、11月

となっていた。スクリャービンが、無くなったのは、ちょっと、残念だが、どこかの誰かさんのように、当日、全部変更!というよりは、まだ、ましかも。

大雑把なレビュー、を、書いてみます。このピアニストの演奏を、生で聴くのは、初めてだった。独特のトルク感(パワーではなくトルク)、坂道を上るには、パワーよりも、低速でのトルクのあるほうが楽という、あれです。ゆっくりとしたテンポの曲では、そのトルク感を、十分に感じることができました。とても、力強いタッチですが、重いくて、なおかつ、暗い、という印象ではなく、あくまでも、力強く、そして、明るい。ドビュッシーの前奏曲が、こんなに、明るかったかなあ?という印象が、受けました。次の破壊されつくしたショパンのソナタを聴くという経験がありましたが、今晩のソナタは、テンポ良く進んで行きました。そのテンポの良さに気分も良くなっていったとき、ステージのピアノの横に、愛車のSRXのタンクの横に、丸の中にU型のマークが3つ、つまり、音叉のマークを、見つけました。ああ、これ、YAMAHAのピアノなんだあ。YAMAHAのコンサートピアノって、こんな音がするんだ。と、改めて、実感しました。プログラム案内の裏表紙を見ると、そこには、YAMAHAの広告が。。。スポンサーなのかあ。と、思いつつも、このピアノを作り上げたYAMAHAの職人さんも、喜ぶような、気持ちの良い音が広がっていました。

ここまでが、前半でしたが、テンポ良く進んでいるせいか、ただし、早すぎるという、印象は無いのですが、インターバルの休憩の始まった時計を、見ると、45分ぐらいが、経過していました。

後半のプログラムは、リストから。でも、この曲は知らない曲なのですが、最初は、とても、穏やかに始まりましたが、次第に、盛り上がって行く部分が、うまく、表現されていました。

チャイコフスキーですが、曲の始める前に、演奏者が、ピアノ側から、客席側を向いて、初めて口を開き、今から、6月、10月、11月を弾くよと、言ったきり、さっさと、演奏を、はじめてしまいました。よくよく、考えると、これ、二つ目のプログラム変更のようです。細かいことを気にしない、「マイペンライ」と、アジア風、大陸風に捕らえていくと、良いのかもしれませんね。この曲も、あまり、詳しくないために、レビューは、流します。ここまでは、曲と、曲の間には、挨拶をすると、ステージの袖に引っ込んで、また出てくるということを、繰り返していたのですが、この曲だけは、チャイコフスキーが終わって立ち上がって挨拶が終わるや否や、すばやく座って、始まってしまいました。いきなりかよ。と、不意打ちを食らった印象から始まりますが、最初からペトルーシュカ(ピノキオ人形)が、踊りまくっています。紀尾井町という場所から、「踊る踊ーるなーらーば~」と、いうような呑気なものではなく、操り人形が、鍵盤の上を、縦横無尽に跳ね回ります。音が、ピアノから溢れては落ちていくのですが、後から、後から、音が、泉のように湧き上ってきます。あっという間の踊りを、聞いてしまったのですが、もう、終わりなの?という、欲望が出てきてしまう、ちょっと、ワガママになってしまう曲でした。

ここまで、リサイタルの開始からの経過時間は、約1時間45分。

カーテンコールというか、もう少し聴きたいという、ワガママな気持ちになったのは、私だけではなく、アンコールは、4曲あまり。それでも、終了時の時間は、2時間ぐらいでしたが、疲れたという印象よりも、春の海のような穏やかな音と、テンポの小気味良い、後味爽快な演奏を、春の晩に楽しめました。

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