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2006.05.06

音楽の奥義(その1)

ツィメルマンのマスタークラスというのを、聞くチャンスに巡り合った。毎年、日本に出稼ぎに来るようなファン・サービスに敏感な(悪く言えば、商売熱心な)アーティストなら兎も角、超のつく一流のスケジュールびっしりというアーティストが、こんなこと遣るのだろうか?ほかのコンサートなどでは、別の機会にということも考えられるが、マスタークラスということもあり、面白そうなので、出かけて見ることにした。

開演時間は、祝日の13時からです。普通に考えると、有楽町界隈、国際フォーラムなどのメイン会場で開催されているほうに、行かれている方が多いかと思いますが、後期ロマン派以後を、レパートリー(別に演奏するのを、とっくの昔に、止めています)とする私としては、触手が動くプログラムが見当たらない。あることはあるのだけでも、すでに完売御礼となっていたりする。イベントの正式な名前は、社団法人全日本ピアノ指導者協会主催による「クリスチャン・ツィメルマン公開講座」開催(講師:クリスチャン・ツイメルマン、モデル・ピアニスト:関本昌平)新宿文化センターという内容です。30年前のショパン・コンクールの勝者と、昨年の4位という組み合わせですが、これでは、マスタークラス(学士号)というよりも、ドクタークラス(博士号)になるのでは、ないだろうか?とも、思ったりもしました。

前置きが長くなりました、プログラムを紹介しましょう。2部構成で、第一部が「マスタークラス」として、関本昌平による、ショパンのピアノ・ソナタ第2番を教材にしています。第二部は、講演という内容のパンフレットというか案内が、配られました。「マスタークラス」が始まると、ツィメルマンが、お連れの方や、通訳の方や、関本昌平を、伴って現れました。ツィメルマンは、グレーのスーツ姿ということから、うーん、今日は、演奏は、無しかと、分かり切っていた事ですが、ちょっと、残念に思う。簡単な挨拶の後に、関本昌平をステージに残して、全員、客席の真ん中に移動してしまいます。マスタークラスで会場を使用してのレッスンということでしょう。ピアノ・ソナタを全編通しでの演奏の後に、レッスンということになりました。

レッスンを始めるにあたり、ピアノ・ソナタを聞いた感想としては、何も言うことは無い。というのは、個人的な作品でもあり、一度聞いただけの者が、付け加えることなどは、無いということ。生徒には、常に見守っている先生がいるのだから、何を付け加えるかということは、先生のほうが良く分かっているということ。もうひとつ、難しいことは、個人的な作品に関して分析続けることは、とても、難しいということ。

レッスンは、続きます。冒頭の4小節に関する、解釈について、芸実的な観点での解釈についてで、始まります。作品を聴くにあたり、作品を芸術的な魅力として分からせること、ただピアノを弾くだけではなく、芸術的な姿を見せるということを、しなければならない。

楽譜の解釈の仕方でも、休符の使い方とその練習方法、ペダルと書かれているところ意味をどう捉えるのか、楽譜の原点版を手に入れて、その楽譜の通りに演奏すると、どうなるか、クレッシエンドの意味は何か、アゴーギクの扱いに関して、フレージングの扱いについて、繰り返しの取り扱いに関して、演奏するホールの使い方などが、扱われました。

第一部は、おおよそ、こんな感じでした。細かいことを、書き始めるときりがありませんが、ピアノの先生方などは、持ち込んだ手持ちの楽譜をにらみつけながら、熱心にメモを取っていらっしゃる方が、多く見られました。

2部については、また、別途にします。

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