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2006.06.02

音楽の奥義(レクイエム)

ここまで続くと思っていなかったが、音楽の奥義の続編となります。

久しぶりに、赤坂のサントリーホールに、ピアノのリサイタル(独奏会)を、聞きに行きました。音楽の奥義ということから、クリスチィアン・ツィマーマンということが、想像できるでしょう。先月のGWに来日に、1ヶ月月以上、日本に滞在し、次は、アジアツアーで、香港などで、マスタークラスとリサイタルなどを、行うようです。

ツィマーマンの場合に、リサイタルのプログラムが、チケットが発売されても、発表になりませんので、ここで、おさらいを、含めて、プログラムをサマリーしましょう。つまり、チケットを購入するほとんどの人たちは、何を演奏するというので、チケットを購入するのではなく、ツィマーマンだから、という理由と、日程と演奏会場の場所で、購入しているのです。と、批判的になりますが、今回の演奏は、それだけの価値は、ありました。

前半は、

モーツァルトのピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330

ラヴェルの高雅で感傷的なワルツ

ショパンのバラード第4番

後半は、

ショパンの4つのマズルカ

ショパンのピアノ・ソナタ第2番ロ単調op35「葬送」

前半のプログラムは、作曲家も異なり、作品の年代も異なるためでしょう。プログラムのひとつ、ひとつの間に、出来るだけ時間をとるという手法をとっていました。そのためでしょうか、休憩が、終わって、後半の部が始まったのは、開演から1時間半を経過しても、いました。後半が、始まると、ちょっとした、イヴェントが、ありました。ツィマーマン自身が、メモを片手に、マイクを持って、日本語でメッセージを語り始めました。30年間の演奏活動の中で、何度か日本に訪れ、日本を、敬愛し、尊び、そして、友情を感じている。という、前説から始まり、本節、その内容を聞いて、ジョン・レノンノを、思い出しました。それは、今、現在の日本が、3年前から戦争に加担しているということでした。そのことに対して、強く反対すること表明するという内容でした。(ツィマーマンも、当然、承知のことでしょうが、ポーランド軍も、現在、2400人が、駐留しています。)

さて、そのような、異例のハプニングで始まった、後半ですが、マズルカとソナタを、ひとつの組曲として、演奏するという手法でした。圧巻だったのは、言うまでもなく、「葬送」です。これは、ツィマーマンによる、戦争に対するレクイエムとしうことなので、圧巻としか、言わざるを、得ません。その後には、何も聞けないくらいのもので、アンコールなどありませんが、アンコールの意味がありません。それくらいの、圧巻な、葬送(レクイエム)でした。後半の開始のあのメッセージが、これに、繋がるとは、思いもしませんが、高いチケット代でしたが、この「葬送」を聞くと、もう、何も、要らないです。ブラボーは、当然ながら、ありました。

それと、つけたしですが、海賊のカメラや、海賊の録音というのを、毛嫌いしているツィマーマンですが、そのためか、オフィシャルなカメラも、会場であまり見かけないのに、今日は、ステージに、無人カメラが2台。そして、2階席には、有人カメラが、2台回っていました。いつか、この演奏が、映像として、見れるでしょう。

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追伸

実は、昨晩の会場の雰囲気は、消して良いとは、思いませんでした。セキの大合唱になって、インターバルの間に、さあ、弾こうと、思った瞬間に、止まってしまい、思わず席のほうを、見てしまって、会場から、笑いが出る、といことも、ありました。マズルカの途中で、緊張感が途切れてしまうことが、ありました。また、遠慮がちに、ゴホンと、小さくするのでは無く、ホール全体に響き渡るような音として、最初からありました。

でも、この呼吸器系の疾患を持った人のことを、記述を始めますと、キリがないんです。演奏するほうも、聴くほうも、なるべく小さくしてよね、ということで、出てしまうものを、とめろと、言っても、仕方がありませんしし、デカク出る人も、いるんです。

マイペンライ、マイペンライ(タイ語)で、行きましょう!

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    全日空やサントリーのCMを手がけている写真家で、戦後のベトナムの何気ない人々や風景の写真なとが見れます。ロバート・キャパや一ノ瀬泰造の記事もあります。また、デジタルカメラについての質問や、写真について、などもあります。一ノ瀬泰造とは、先輩後輩の関係のようです。

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    逆境を乗り越え懸命に生き抜く人々の表情は、目は鋭く輝き、むしろ生き生きと、より人間らしく、死に直面した人々だからこそ、生命の尊さを重んじている一面もあるとして、女性という立場から、自然と女性に注目した写真を取り続けています。

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