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2007.12.02

年末恒例、10ベスト

気がつくと、もう師走、12月。どたばたと、一年が過ぎ、なにも、できないままで過ぎて行ってしまう。

ありきたりだが、お遊びのコンサート、10ベスト(印象に残ったもの10個)を選んでみた。なんのことか?と、思わる方も、多いだろう。趣味の世界ですから。

1.来日リサイタル
1月15日(月曜日)19時サントリーホール
イーヴォ・ポゴレリチ
2006年末に、突然に来日するとアナウンスがされ、怒涛の来日。ファンにとっては、来日あるだけでも、ありがたいことだが、一般の人にとっては、気がつかないことも多いのが、気になるところ。ナンバーワンかどうかは、人それぞれだが、オンリーワンであることには、間違いないアーティストだろう。

2.第178回定期演奏会
1月27日(土曜日)19時山形テルサホール
飯森範親、山形交響楽団
ブルックナーの4番という、地方の弱小団体が、途方もないことに果敢に挑んだ演奏会。財政難などの問題点も多いが、演奏者の熱意が全面に、そう、前面に、波のように、押し寄せてくる。これ以上、今の状態で、どう料理するというのか?と、悪い比喩だが、開き直りともとれる。だが、そんなことは、言っても、現場にいると、感動はする。悪い演奏ではない。さしずめ、敢闘賞が、ふさわしい。

3.第3回ピアノ・デゥオ
2月10日(土曜日)18時ミューザ川崎シンフォニーホール
小川典子、田部京子
デゥオという組み合わせで、中堅の二人が奏でる。はじめての共演ではないだろう田部と小川の二人。ソロでも、難曲と思われるラヴァルスを目の前で、奏でられたら、もう、やられました。

4.設立70周年記念来日コンサート
3月17日(土曜日)19時サントリーホール
ズビン・メータ、イスラエルフィル・ハーモニック
「夜の歌」、19世紀末、とてつもなく、巨大なシンフォニーを書き続けたマーラーの第7番。メータが、初期の交響曲は何度も録音しているのに、まだCD化されていない、この曲を聴くチャンスは、もうあるのだろうか。それにつけても、指揮台の上で、還暦を10年以上に過ぎている、メータは、元気だったので、ひと安心。

5.来日コンサート
4月30日(月曜日)18時東京文化会館
キース・ジャレット・トリオ
前回の来日では、観客の態度に、キレてしまい、説教を始めたキース。今回は、お気に入りの東京文化会館ということで、ほとんど暗闇という表現が、ぴったりの空間でのトリオでの演奏は、連休の合間、上野の森を、音楽の森へ

6.ソロ・リサイタル
6月14日(木曜日)19時浜離宮朝日ホール
川久保賜紀
長かった髪を切って、ある意味、その演奏も軽やかさを、持ち始めた。セカンドアルバムがリリースされ、次のステージ、第2章ということだろうか。選曲も、斬新な中にも拘りが伺える。アンコールのドビュッシーの月の光が、秀逸で、先ごろ、BSのTVリサイタル放送では、ラストを飾っていた。

7.第29回 川崎名曲全集
7月1日(日曜日)14時ミューザ川崎シンフォニーホール
高木竜馬、飯森範親、東京交響楽団
ミドル・ティーン・エージャーが、リストのコンチェルトを演奏する。若手の演奏家は、星の数ほど存在する中、10年ぐらいの長期スパンでの演奏を聴いて行くことが大切なこと。ワンタイム・オンリーな演奏ではなく、どういうアーティストなっていくかを、遠くから見ている。対する飯森の、マーラーの最初に作曲された交響曲「巨人」は、若いアーティストに対するエールだったのだろうか。

8.CROSSAir(クロスエア)室内楽コンサート
9月22日(土曜日)14時入間市文化創造アトリエアミーゴ
富田 珠里、大田 智美、渡邉 理恵
「手作り感」が、満載というドイツの大学院に学ぶ留学生たちの、プロ活動としての日本縦断コンサート。コンディションの悪いところでも言い訳をしない。それが、今の自分たちの能力と取られたくない。それだけでなく、演奏すること、小さいながらも満員の観客の前で演奏する楽しさも伝わってくる。

9.第30回川崎名曲全集
9月23日(日曜日)14時ミューザ川崎シンフォニーホール
小川典子、キャサリン・ストット 、大友直人、東京交響楽団
イギリスの現代音楽の作曲家フィットキンの「二台のピアノのための協奏曲(サーキット)」。ソリスト、コンダクター、オーケストラ、演奏者全体がもつエネルギーが、迫ってくる。強烈な曲、難曲ではあるが、怒涛の攻めで、一気に大団円となる。そのあまりのエネルギーに、舞台袖で聴いていた作曲家も驚きの態度をあらわしていた。

10.アンサンブルシリーズ2007
9月24日(月曜日)14時ミューザ川崎シンフォニーホール
ジャーマンブラス
前半と後半のプログラムの対比、芸達者という言葉がふさわしい。そして、サービス精神。クラッシックの、それも、ブラス・アンサンブルという、ある意味、固まった観客層の向けと思われがちな演奏でも、これだけが、できるんだということを示している。ファミリーコンサート、楽しめるコンサート、それは、確かな技術があってこそ、ということを、感じさせてくれる。

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コメント

JohnClarkさんがそれを狙って行ったからなのか、はたまた演奏家がプログラムやその他諸々を決められる裁量を得始めたのかは判らないのですが、個性的で魅力的な演奏会揃いですね。こういうコンサートはわざわざ探しても行きたいものです。

 そうだわ、ポゴのチケット予約からもう一年経つのですね。早いです。
よしこ様には申し訳ないのですが、来日が今年の一月で助かりました。これが一年ずれていたら行けなかったです。

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