春分の日だが、一日雨模様。本来なら、鉄馬を駆って、お出かけと、行きたいところだが、はじめから雨だと、根性無しなので、駆ることもありません。夕方から、水道橋の旧後楽園球場跡地の再開発で一番最後まで残った場所に造られたMEETS PORT(ミーツポート)の地下にあるJCBホール(第2後楽園ホール)のオープニング、杮落とし公演に出かけました。ミーツ・ポートのミーツの意味は、会う(MEET)のほかに、食べ物の意味(MEAT)があるみたい。実際、レストランが、多いから(笑)
お笑いのついでに、TOTOバッグです。
収容人数が最大3000人、一階フロア(アリーナ)部の配置は、エンドステージ形式(2500人収容)が取られていましたが、コンサートが始まれば、スタンディングとなるために、椅子があるのは、単なる将棋倒しの予防かな?とも、思いました。
シートに座ると、ホール案内からは、想像できないほど、コンパクトなホールを実感できます。天王洲にある、銀河劇場をふた回りほど大きくした感じのスタイルと収容人員ですが、とてもコンパクトです。お台場のZepp Tokyoや渋谷のSHIBUYA-AXを、良い意味で大きくした感じです。レッグスペースは、椅子の後ろにしっかりと腰かけた状態で、握りこぶしが一個入ります。横幅を含めシートに関しては、最近の映画館のほうが、断然良いです。基本的に、スタンディングだから、不要かもしれませんが(笑)なにせ、メッシュシートですから。
このホールは、音が抜けるのか?と、最初は疑問に思いましたが、最新の音響システムを用いている御蔭で、コンサートが始まると、その心配は、思いすごしに終わりました。迫力ある音が、会場全体、足元からも十分に、一体感を感じます。音が壊れていなくて、素直な音がストレートに伝わってきます。スピーカーの配置もそれほど多くなく適切で、東京国際フォーラムAのような、どうしようもない音が出てくるのだろうと思い込んでいましたが、ここは、とても良いです。シューボックス型のバルコニー席の2階でしたが、アングルが、ちょうど良いのです。まあ、顔が小さいとかいうのは、ありますが、真正面でもあり、これは、なかなか、良いいと感じました。ただし、この席だと、アリーナで行われるボクシングイベントなどでは、見えにくいかな?とも、思いました。でも、HALL案内を良く見ると、ステージのあたりなので、大丈夫なようです。欠点と言えば、パブリックスペース、通路が狭いことですね。会場入りした際に気がつきましたし、コンサート終了後も思いましたが、通路などの空間がもう少し余裕があれば、良いなあと、思いました。それと、会場入りした際に、私以外の人も気がつきましたが、通路で、焦げくさい匂いがしたのは、頂けないです。喫煙ルームからの分煙対策は、まだまだですね。
さて、肝心のコンサートですが、昨年、購入した際には、まさか、これが、世界最終コンサートツアーになるとは、思っていませんでしたが、アーティストも、年齢が年齢ですから、青年時代から親しんだアーティストが、少しづつ活動を停止していくのは、寂しいです。
第一部が、ボズ・スキャッグスによるコンサート、途中の3曲目あたりから、デイビッド・ペイチが、キーボードで参加しました。アンコールの2曲目には、ステーブ・ルカサーが、参加しました。ボス・スキャッグスのバックバンドのギターも下手ではないのですが、もう少し、積極的な音の出し方が、あればなあと、思うようなギターでした。ステーブ・ルカサーは、最初から音が違います。あそこまで違うと、もう、比べようがありません。
第二部は、TOTOによるコンサート。最初の一曲目からオール・スタンディングです。ボズ・スキャッグスは、立っている人は、まばらですが、TOTOは、飛ばしに、飛ばします。ハードなロックな中にも、時折、美しいコーラスとメロディがあります。天に逝ってしまった、ドラムスのジェフ・ボーカロが、そして、その弟のキーボードのスティーブ・ボーカロや、ベースのマイク・ボーカロがいないのが、残念です。メンバー紹介の中で、ステーブ・ルカサーが、ステージから天に向かって、三人の名前を叫んでいるところは、泣けましたね。あ、スティーブやマイクは、まだ、亡くなっていないか。。。
ところで、今回、メイン・ボーカルのボビー・キンボールが、変でした。一曲目からステージに居ないし。で、一曲歌うと、舞台袖に引っ込んだり、舞台に残っていても、水を飲むことも多く。。。。。声のノリも、いまいちでした。風邪を、ひいていたのでしょうか。。。。残念な点です。これが、活動休止の理由というのは、考えすぎかな。。。。。
アンコールは、最大のヒット作、キーボードのディビット・ペイチのリード・ボーカルによる、会場が一体となって歌う「アフリカ」です。私は、風邪をひいて喉の調子が悪かったですが、これが最終公演となり、それも、復帰したデビッド・ペイチのメインボーカルなので、思い切り歌いました。そして、アンコール2曲目は、本当のファイナル、ボズ・スキャッグスと、TOTOによるフィナーレはビートルズの名曲『With A Little Help From My Friends』で大団円となりました。。。。。。
用語:
日本では「AOR」は、「Adult Oriented Rock(大人に心を向けたロック)」や「Audio-Oriented Rock(音楽性重視のロック)」と言われます。「大人向けロック(Rock for Adult)」と称されます。 ボズ・スキャッグス、TOTO、クリストファー・クロスがその代表で、米国では、「AC:Adult Contemporary」と呼ばれています。
TOTOとボズ・スキャッグスの32年ぶりの最初で最後のジョイント・ライブ(ウドー音楽事務所)
アーチストの表情がわかるライブ会場JCBホールなど、「ミーツポート」がオープン - 日経トレンディネット
TOTO無期限活動休止…3月日本公演で:芸能:スポーツ報知
今夜のセットリストは、以下のようです。情報に感謝します!
20th March 2008 TOTO and BOZ @JCB Hall
Lowdown
Jojo
Slow Dancer
Desire
Miss Sun (with David Frank Paich)
We Are All Alone (with David Frank Paich)
Harbor Lights (with David Frank Paich)
Vanishing Point (with David Frank Paich)
Georgia (with David Frank Paich)
Lido Shuffle (with David Frank Paich)
Encore: Loan Me A Dime (with David Frank Paich)
Encore: Break Down Dead Ahead (with David Frank Paich and Steven Lee Lukather)
Gypsy Train
Caught In The Balance
Pamela
Bottom Of Your Soul
Falling In Between
Greg Kb Solo
Rosanna
Medley :
- I'll Supply The Love
- Isolation
- Gift Of Faith
- Kingdom OF Desire
- Luke Solo
- Hydra
- Simon Solo
- Taint Your World
Hold The Line
Drag Him To The Roof
Encore: Africa
Encore: With A Little Help From My Friend (With Boz Scaggs)
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