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2008.08.03

映画「闇の子どたち」を見て、「知ることが、始まり」

子供たちの笑顔と美しいメロディ。訴えているのは、日本語のメッセージだけです。でも、一度ご覧ください。

フィリッピンの子供たち

この動画のNGOのスタッフが、やりたかったのは、教育という一点です。これは、この映画「闇の中の子供たち」のNGOの活動目的と、同じです。解決しなければならない問題の根本は、貧困です。

Pa240129 左の写真は、パプア・ニューギニアの首都、ポートモレズビーの外れにある水上生活者の住宅です。写真の奥に写るのが、首都のポート・モレズビーの繁華街です。パプア・ニューギニアにも、貧民街にも、電気が、来ています。それは、TVがあるからです。撮影の際に、治安の問題があるから、あまり近づかないようにと、現地のガイドに、言われましたけれども。。。

「血と骨」で、山本周五郎賞を受賞した作家:梁 石日の原作の映画「闇の子供たち」は、路上生活を余儀なくされた貧しいい国の人々が、生活のために家族を売り払う「人身売買」と「幼児売春」。それだけでも、重たい内容にも関わらず、拍車をかけるように、「幼児性愛者(ペドファイル)」と「臓器売買」を、真正面から取り組んでいる映画です。売春が取り上げられますので、「エイズ」も含まれています。

この作品で扱っていることは、全てフィクションであって空想のことであると、一言で片づけてしまって良いのだろうか?一つ一つは、貧しい国では現実にあることばかり。NEWSとして、小さく扱われているだけで、目にしないだけなのだから。タイだけでなく、中国にもありますし、フィリピンにもあります。比較するものでは、ありませんが、ルーマニアのストリート・チルドレンの話で、アカデミー賞にノミネートされた作品「Children Underground (2001)」も、ありました。

出演の江口洋介は、この役を引き受けた時に、脚本の最後まで読んで引き受けたのか?ならば、すごいことです。最後のドンデン返しの部分(ミイラ取りが、実は、ミイラだった。ということ)が、あるからです。映画のところどころでの、何気ない行動が、こういうことに繋がっていったのかと、思われます。そして、もうひとつのどんでん返しも、ありました。ノワールです。

タイを舞台に幼児売買春、臓器売買などの社会問題に切り込み、その闇をリアルに描き出すストーリーに江口は「最初に脚本を読んだときは、2、3回テーブルに置いて引き離しておきたいと思いました。しかし監督に会って(同作から)逃げられないなと覚悟しました」と苦笑いを浮かべた。

江口洋介、社会の闇から「逃げられない」とポツリ ニュース-ORICON STYLE

この秋に公開される映画「売春窟に生まれついて」が、ドキュメンタリーとして、扱っている内容を、さらに、重くしてしまった作品と思います。後味の良い作品ではなく、とても、後味の悪い作品です。絶望感を、感じる作品です。それは、期待を込めているからの絶望感からもしれません。全国公開'(日本全国で約10館)での公開となりますが、「闇=悪に利用された、子供たち」が、「微笑みの国」の闇(ダーク)を主題として、この映画は、覚悟をもって見る作品と思います。「知ることが、始まり」Beginning is knowingです。

映画「闇の子供たち」予告編

闇の子供たち(映画公式サイト)

Amazon.co.jp: 闇の子供たち 梁 石日

Amazon.co.jp: 闇の子供たち (幻冬舎文庫) 梁 石日

闇の子供たち - 映画作品紹介(映画の最後のネタは、書いてありません!)

闇の子供たち - goo 映画

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コメント

ODA事業受注でベトナム政府高官に一億円のワイロを贈った業者が逮捕されましたね。
セブ島の貧民街は日本とは無関係とは間違っても言えないです。現地と日本政府、業者の為だけの、要らぬひも付きODAを改めようとも止めようともしなかったんですから。

止めたいけれども止めれない悪しき商習慣デスね

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