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2008.09.05

久しぶりに読んだ深夜特急

51tkzpht3fl_ss500_ 久しぶりに、「深夜特急」の第1巻を読む。この本の題名は、Midnight Express.という映画からのものだ

この本の論評など今さらだと思うが、印象に残る部分を、第1巻から拾うとすれば

Shau Kei Wan のシーンだ。漢字で書くと、筲箕灣、発音は、むずかしい。いつも、シャウ・キー・ワンと発音してしまうが、それは、間違いですが、ローマ字で覚えてしまったから。

物語は、こんな感じです。文章が長いので、要約です。

路面電車の当時の終点(筲箕灣)で、降り立った沢木は、小雨に煙って無数のサンパンを見つめながらバラックを眺めていた。湾の近くの屋台の「そば屋」を眺めていると、若者が近づいてきて話しかけてきた。いろいろ話していると、彼は、ルーフトップに住んでいる無職らしかった。いろいろな話をしているうちに、二人でそばを食べようという話になった。そばを食べ終わると、若者は、店の者に何かを話して、グッバイと告げて、いなくなってしまう。もともと、若者に、おごってあげようと思っていただけに、沢木は、、見事にタカられたと感じてショックを受ける。仕方なく、店の者に、料金を払おうとすると、いらないと、言われる。なぜか分からず、必死に身振りなども加えて説明すると、周りの者からも、料金はいらないといわれる。実態は、失業者の若者は、明日、荷役のバイトの仕事が入るので、二人分の料金はツケにしてくれないか。と、頼んでいたことだった。沢木は、自分が情けないくらいにみじめに思えた。情けないのは、おごってもらったことではなく、一瞬でも若者を疑ってしまったことだった。少なくとも、王侯の気分を持っているのは、何がしかのドルを持っている沢木というわけでなく、無一文の若者だった。

この第一巻は、評価が一番高いものと、言われています。街のエネルギーというものが、ヒシヒシと伝わってきます。20年前に、この本の存在は知りませんでしたが、でも、その当時に私が受けた感動にちかいものが、ある。というのを、感じてしまいます。この本の書かれているのは、70年台後半から80年台と思われます。私が、最初に、香港に住み始めたのが20年前の80年台から90年台ですが、色々なものが、違っています。次に済んだの90年台後半でした。ほぼ、10年周期ですね。もちろん、20年前にも、筲箕湾に、サンパンなど浮かんでいませんでした。物価も、20年前とも、明らかに違います。ガイドブック的なものではなく、失った気持ちを、思いだすのに、格好の本です。

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