欧州便、19日朝の状況
報道のとおり、欧州に関連した航空便が、止まっています。
飛散した火山灰は、燃えカスではなく細かな石の粉です。
飛行機のジェットエンジンが、火山灰を吸い込むと、エンジン内部で熱せられて、溶けますが、そのまま、エンジン内部に、張りつきます。
つまり、人間で言うならば、肺に吸い込んだチリにより、機能不全を起こすのと、似ています。
過去に、エンジン4基すべてが停止し墜落寸前に陥ったジャンボジェットが記録されていますが、なんとか、1基だけでが、回復した事件がありました。
成層圏への火山灰の飛散は数日以内収束する見られています。
一方、火山ガスの放出は数ヶ月続くと、報じられています。
1783年6月のラカギガル火山の噴火は、ヨーロッパに悪天候をもたらし、
最終的にはフランス革命でマリー・アントワネットの首をはねるまでに至った。
誇張ではあるが、火山の力の強さをを伝える逸話。
現地時間4月18日12時30分(日本時間同日19時30分)現在、空域のすべて、または一部での運航が制限されている国は24ヶ国です。
19日の日本発着路線
日本時間4月19日01時現在
日本航空(JL)がロンドン、パリ、アムステルダム、ミラノ、フランクフルト、モスクワへの便の欠航
各空港出発の復路便については19日朝までに決定する予定
全日空(NH)ではロンドン、パリ、フランクフルトの各路線について往復とも欠航を決定
20日についても、「運航は不透明」
ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)とオーストリア航空(OS)は日本時間19日21時まで欠航
スイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)は同日22時まで欠航
ヒースロー空港が19日16時まで閉鎖
アムステルダム・スキポール空港が無期限に閉鎖
ヘルシンキ空港が20日06時までの離発着停止
エールフランス航空(AF)では、19日にトゥールーズ発香港着を含む 7便の長距離線を運航する計画
10年前(200年8月)に発生した「伊豆諸島・三宅島」に噴火でも、日本の航空会社でも、エンジンのトラブルのあったことがありましたが、あまり、大きなニュースには、なりませんでした。
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