ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2010に、出かけました。場所は、人民大会議場と揶揄される東京国際フォーラムのホールAです。収容人員5000人というだけもあり、他のホールでは、考えられないくらいレッグ・スペースがたっぷりあり、つまり、座席自体も広いというホールでした。
このイベントは、なかなかチケットが取れないために、以前、参加した際は、夜10時開始のがやっと取れたくらいでした。写真は、入口付近。
1時間のプログラムで、曲目は
エルスネル:交響曲 ハ長調 op.11
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op.21
イーヴォ・ポゴレリチ [ピアノ]
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ゲオルグ・チチナゼ [指揮]
1曲目の演奏時間が、30分だったため、2曲目が、45分でしたので、予定時間を、軽ーくオーバーしました。初めから、時間をオーバーするのですから、楽曲の構成を考えて行えば良いのに、と、思ったりもします。
公演時間が1時間で行われるラ・フォル・ジュルネで、アンコールがありました。
ピアノ協奏曲の第2楽章を、まるまる、アンコール演奏だったために、15分でした。
ピアノ協奏曲のアンコールで、ソリストの単独ではなく、オーケストラを含めてのものは、最近では、あまり経験が無かった。たいていの場合は、オーケストラが主催となるものに、ゲストとして呼ばれているために、ソリストが単独で行うものがホトンドですが、こういった経験は、あまりないので、新鮮でした。
同じ時間帯で、NHK-FMラジオの「今日は一日マルマル三昧」でも、このイヴェントに関連した番組を放送していたようです。ソリストが、出演予定だったそうでうが、急遽キャンセルに、なったようです。
※ゲスト出演予定でした、イーヴォ・ポゴレリチさんと小菅優さんは、都合により出演できなくなりました。
前半の演奏の際に、偶然かも知れないが、ちょうど両隣の方が、ふたりとも、ゆっくりお休みだった。でも、何故か、前半の演奏後の拍手で、ムックリと起き上がるのには、すこし、驚いてしまった。と、いうか、私も、あまり、聴いたこともない作曲家の曲なので、眠かったので、あまり、大きなことは、言えませんが。
ピアニストが登場した後に、会場に向かって礼をしたあとで、5000人の客席が埋まっているのをマジマジと見つめていた。有名なピアニストでも、あれだけのお客さんの入った人数のホールでの経験は、あまり無いのではなかろうか?
演奏自体は、予想通りの部分と、そうでない部分が、有りました。スピードが遅い、ということを、周りの席で言っている人が多かったです。ソリストが単独の部分では、遅いでうが、オーケストラと一緒の部分では、普通に戻るので、緩急(本来の意味とは違うかもしれませんが)がありました。
指揮者の方は、テンポが取れないソリストの割には、どうにかこうにか、ソリストに合わせていました。こういうのは、プロだなあ、と、感心しました。
先月末のフィラデルフィアとの共演の際には、オーケストラ側で、演奏後にソリストに対して拍手する人が、ホトンド居なかったそうですが、私が聴いた演奏では、まばらでした。
NHKのハイビジョンカメラが会場には、設置されていましたが、演奏中には、カメラマンが居なかったので、TVの収録は無かったようです。
演奏後に、ブラボーの声を出す人が、多いなあと、感じました。このソリストは、こんなに、人気があったのか?と、勘違いしそうになりましたが、ラ・フォル・ジョル・ネ・ジャパンは「熱狂の日」のという副題が付いているのは、こういったことからなのでしょうね。
公式サイトの記事は、こちら
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